その他体験談


◆ペットショップであった話・店員の差



ここに挙げているのはあくまで一例です。
すべてのペットショップがこうだというわけではありません。
また逆に、これら以外にも辛い経験をされた方がいらっしゃるのも事実です。

本章の主旨は

* ずさんな飼育をしてるペットショップから正しい飼育法は学べない
* そのようなショップの店員に相談しても問題は解決はしない
* 『ペットショップからお迎えする』ことについて考える
* こういう現実も実在する

ということを知っていただきたいと願うものです。
下記記事を読んで、一度じっくり考えてみていただけたらと思います。


『おもちゃ化』に書いたショップと同じショップでの体験談です。
数週間後、ダルメシアンの女の子と同じく里親募集の紙が貼られている子がいました。
この子は右耳の半分と下唇が欠損してました。
生年月日不明と書いてあり随分大きくなってたので、店員さんに聞いてみました。
呼ぶと出てきたのは前回の無知なおじちゃんではなく、若い男の店員さんでした。

どうして誕生日がわからないの？<
『業者の方が教えてくれませんでした』

この子は業者の人が連れてきたの？
『他の子達と一緒に小さい頃にうちに来ました。その時からケガしてて・・
でも他の子達とは兄弟じゃないので誕生日がわかりません』

小さい頃に来た？じゃあもしかしてこの子、ここで育ててくれてたの？
『はい、そうなんです。あまりに小さかったしケガもしてたので、店頭に出して生きていけるか心配でずっと裏でお世話してました』

じゃあ今里親募集してるってことは？
『ケガも落ち着いたし他に害のないこともわかって、ご飯もしっかり食べれるようになったのでもう大丈夫だと思って』

もしかして前ここにいたダルメシアンの斜頚の子もここで育ててくれてたの・・？
『首の傾いた女の子ですか？そうです。あの子もここでお世話してました。』

そうだったんだ・・その子とこの子は同じ日に来たの？どれくらいここに居るの？
『いえ、違う日に来ました。主にお世話してた店員が今日居ないのではっきりとした期間はわからないんですが、半年以上はここに居ます』

そっかぁ・・生後１ヶ月弱くらいでここに来るはずだからだいたい８ヶ月～９ヶ月ってとこなのかな。
ここって珍しい毛色の子は入ってこないのになんで患ってる子はみんな珍しい毛色の子ばかりなの？
『業者の方がケガしてる子を別枠で連れてくるんですよね・・たまたまですけど確かに珍しい毛色の子ばかりですね。』

もしかして裏にまだ居たりするの？
『はい、来たばかりの小さい子がいます。その子は片手がなくてまだ完治してないのでちょっと心配な子です。』

知識の有無はわかりませんが、この店員さんには愛情が感じられました。
ダルメシアンの女の子の時とは違い、ケージには『優しい里親さんを募集しています』とも書いてありました。

どうなんでしょうか。同じショップでも店員が違うとこんなにも違ってきます。
でもあのダルメシアンの女の子も、少なくともここに居た間は可愛がってもらえてたのかもしれないなって思ったら少しだけ救われたような気がしました。

ここのショップにハムスターを入れてる業者はおそらく改正動物愛護管理法遵守基準を知らない、または無視してるということになりますが
この患ってる子達最悪の結果にならずに済んだ事実は、最後の段階では業者さんも人の心を持っていてくれたのかもしれないと思いました。
ほんとはそれ以前の問題だしショップに押し付けるような形なので腹は立ちますが、それでも見捨てないでくれてありがとうって思いました。

この日から、この子は私たちの家族になりました。
小さい頃ケガを負った子なので臆病になってないか心配だったのですが、すこぶる元気です。
人の手に馴れてる感じではありませんが、怖がるようなこともありません。
とにかく好奇心旺盛というか、なかなかのツワモノになりそうです。
その元気を見てホッとしました。

店員さん、ありがとう。

改正動物愛護管理法遵守基準をわかりやすく掲載してくださってるサイト様
Hamster Santa

 

Home　 | 　About Link　 | 　BBS　 | 　Contact

inserted by FC2 system