闘病関連


◆心臓肥大・呼吸困難


はみ雑記_HammyTouch Annex様より


思い込みや過信は、辛い闘病の看護中に気持ちが折れそうになったり道に迷いそうになった時に『大丈夫。乗り切れる。きっと治る、治せる!』と自分を強く支えてくれるものであり、また別に、治療法を誤ったり余計に苦しめることになるものでもあります。
ここでは後者の『苦しめることになるかもしれない思い込みや過信』について触れています。

闘病や看護は、どれだけ経験を重ねても常に手探りです。
個体によって違う症状、違う(治療)反応を示すからなんですよね。
なので『この症状ならこの病気』 『この病気にはこの病気が併発』 『この状態ならまだ大丈夫』などと決め付けて考えてしまうのは非常に危険。

これは、初心者さんより飼育経験者の方に多い傾向なのかもしれません。
少しでも良い方に向かうために自分の中にある知識を巡らせ情報を集めてたはずなのに。
納得のいく治療を受けるために類似症例の情報を参考にしてたはずなのに。
症状の一致が多い情報を読むことによって、自分でも気付かないうちにいつの間にか思い込みや過信にすり替わってしまうんですね。

私もそのひとりで、辛い苦しみを経験しました。
そしてこれは、飼育者だけに言えることではないのかもしれません。
解剖の結果、所見にズレがあったということもあるからです。
ハムスターの病気に対する診断や治療は、それだけ難しいということなんですね。
症状がないまま進行する場合もありますし、内臓系の疾患は特に、現在の獣医療情報や限られた獣医療機器で病名を特定するのは厳しいのかもしれません。
『これは○○です、なのでこのお薬を出します(または外科的治療を行います)』
といった確定診断よりも
これは○○かもしれません
とりあえずこのお薬で様子を見ましょう
という推定診断が多くなるのもそれが理由なのでしょうね。
専門知識をもつ獣医師でも厳しいのだから、素人である私たちの思い込み看護がいかに危険かわかります。

誤解のないよう申しますが、本章は決して情報や獣医師を卑下するものではありません。
『参考にする』意味の履き違えや、自分の経験からくる過信の危険を改めて考え直してみようというものです。

私がうまくまとめれなかった内容をはみ雑記_HammyTouch Annex様 が綴ってくださってるように思います。

ご自分の体験談を例に、たくさんの大切なことを綴ってくださっているHammy Touch 管理人様に心からの感謝を申し上げます。

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